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日韓関係について

「今の時代に日韓関係を改善すべきか否か」というディベートに来週参加する予定なので、自分の考えをまとめておこうと思います。

まず、日韓関係の改善を考えるにあたりその言葉を以下の二つの意味に分けます。
(1)国民間の関係の改善
(2)国家間の関係の改善

 

結論から言うと、(1)には賛成ですが(2)の現時点での実行にはやや反対です。

そりゃあ、どちらも改善すべきかどうかと言われれば改善すべきなんですが(良くなることを改善というのですから)、それでは討論にならないので、ここでは討論の題の「今の時代に」というところに着目して話を進めていきます。
そこで(1)は、偏見や風潮に基づく差別をやめて、互いの理解を深めようと努めることなどを指すとしましょう。
僕はこれについては概ね賛成です。各々個人的な好き嫌いはあるのでしょうし、それはそれで仕方のないことなので、特別仲良くする必要もないとは思います。ですが少なくとも侮蔑的な発言や書き込みは今すぐやめるべきです。よほど偏った思想に囚われた方でない限り、これに反論される方はおそらくいらっしゃらないだろうと思います。

しかし、「差別発言反対」なんていっていたところで状況が改善するわけではありません。では、どうするのか?僕は教育しかないと思っています。きちんとした教育を通じて、正しい知識を身につけて、まっすぐに歴史を見つめることで偏見と先入観を排除し、対立を煽る風潮に流されない人間になる。国民の意識が変わるのには何十年を要するでしょう。何百年と拭いきれなかった互いの嫌悪感が、一年や二年で解消されるなんてことはあり得ません。ヨーロッパだって、300年の間に三十年戦争と二度の対戦を経験して、それでようやくECSCができたのですから。遠い先を見据えた教育が最も必要だと思います。
幸いなことに、政府が行った全国世論調査によれば、日本では世代が若くなるにつれ韓国への抵抗感が薄れていく傾向が読み取れます。僕は不可能ではないと思いますね。

 

一方、(2)については僕は慎重派です。というより、(1)がそれなりの水準でクリアされていない限り(2)は現実的に難しいと思います。

韓国では、反日を掲げなければ大統領になれないような状況です。2015年の日韓合意にも納得できていない国民も多い。また日本でも、Yahoo!Newsなどインターネット上では韓国人に対する侮蔑的な書き込みが相次ぐ始末(書いている人数は日本国民全体から見れば少数かもしれませんが、それに賛同するユーザーが反対するユーザーを大きく上回っているのです)。こんな状態では、日本と韓国の関係を強めていくのは世論の反発があり容易ではないでしょう。北朝鮮に向き合う際に連携は必要だと思いますが、それは日韓関係を本質的に改善することにはならないでしょう。

 

というように、まず教育を通じて(1)を実現するだけでかなりの年数を重ねなくてはいけないため、(2)はまたそのさらに先になるのでしょう。「今の時代」というのがどこまでを指すのか曖昧ですが、ここでは(1)の改善を「今の時代」にやったとすると、(2)の意味での改善は「次の時代」に当たるだろうと考えることにしました。

 

ディベートまではまだ時間があるので、もう少し色々調べて考えて、また追記します。